店舗・商業施設を木造で建築することの意義は次のようなものが挙げられます。
外部空間は、地域環境や社会に対して木の温かみを視覚的に伝え、環境に配慮したブランドイメージを表現することが可能です。
また、内部空間は、床・壁・天井の他、家具等、多様な木質化を行うことが可能であり、利用者のリラックス・癒し等の心理面の効果や、リフレッシュ・覚醒等、身体面の効果も期待されます。木材の特性に配慮し、適切に材料を選定・使用することにより、耐久性を確保した快適なしつらえを実現することが可能です。
構造躯体を現しにすることや、木部の耐久性を確保する工夫等により、イニシャルやランニングのコストを抑えることが可能です。
また、内外の積極的な木質化により、温かみを視覚的に主張し、来訪者の増加や従業者の業務効率の向上等の経済面の効果が期待されます。CO2 の削減への配慮等、企業のブランド力アップ・理念の PR などの企業価値向上の効果も期待されます。